〈自学自習〉への道
公文式ほなみ教室です。自分で教材を読み、問題を解き進めることができる、そんな〈自学自習〉の力を生徒さんはどうやって身につけていくのでしょうか？ 今日はほなみ教室での幼児さんの様子をご紹介します。
たし算の学習をしている幼児さんがいらっしゃいます。「たす１」は「次の数」を頭に思い浮かべればいいので、すぐにできるようになりました。しかし、次の「たす２」は更にその先の数を考えなければなりません。はじめは大人と一緒に数表を確認したり、数を唱えたりして解答していたのですが、途中から次のように言いながら一人で問題を解き始めました。
「６のつぎのつぎのかずは、……８！」
「９のつぎのつぎのかずは、……11！」
「次の次の数」を数えれば答えが出せる、ということに自分で気づいた様子です。最終的に、その日は当日分の問題をほとんど全て自分の力で解答することができたのでした。最後の問題まで解き切って全部100点をもらい、とても嬉しそうです。
幼児さんの吸収する力はすごいです。何をするにも一生懸命です。それは、教室という身近な場所にお手本となる上級生がいるからでしょうし、自分で問題を解けるのがおもしろく、「自分でやりたい」という気持ちが育っているからだと思います。ご家庭での宿題も「ママに『見ないで』って言って、一人でやったんだよ」と教えてくれる生徒さんもいます。この「問題が解けておもしろい」「一人でやってみたい」という気持ちが、〈自学自習〉の土台になるのだなと感じています。
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