公文式ほなみ教室です。
ある日の教室のこと、小さな生徒さんの腕の一箇所が、ぷっくりと腫れていることがありました。こちらがそれに気づくと、生徒さんは自分から私に近寄ってきました。
「あのね、〇〇ちゃんね、ここね……」
と、その腕を指さしています。しかし、あとに続く言葉が出てきません。なんと言ってよいものかとしばらく悩んでいたので、私も助け舟を出すつもりで問いかけました。
「蚊に刺されちゃったの?」
すると、生徒さんは、すぐに首を横に振りました。
「違うの、○○ちゃん、保育園で、蚊に、食べられちゃったの!」
〈蚊に、食べられちゃったの〉――なんと可愛らしい表現でしょうか。このお子さんは、よくよく考えて自分の中の語彙を使い、蚊に刺されてしまったことを教えてくれたのですね。
毎回の教室での学習にも、一生懸命に取り組んでいる生徒さんです。こうやって、自分の言葉で物事を伝えられるお子さんは素敵だなと思います。これからも、このお子さんがたくさんの〈言葉〉に触れ、〈世界〉を広げていくことを願っています。
「食べられちゃったけど、○○ちゃん、泣かなかったんだよ!」
くもんの教材には、お子さんの〈世界〉を広げるヒントがたくさんあります。ぜひ一度、ご覧になってくださいね。
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♬ 小さな生徒さんの様子 ♬